総集編 「積み上げ社会」 2005 4 29
最近は、「業界→官僚→自民党→政府」という「積み上げ構造」から、
「業界」と「自民党」が抜けたように見えますが、
それでも、完成した政策は、「大山鳴動して鼠一匹」となります。
それは、政策を、官僚に丸投げしているからでしょう。
そうすると、自動的に「業界」と「自民党」が絡んできます。
業界は、各省庁に泣きつくでしょうし、
自民党は、族議員として、各省庁に圧力をかけられるでしょう。
結局、本の表紙は変わったが、本の中身は変わらないかもしれません。
積上げ社会 2003 11 10
今までの日本は、「積上げ社会」でした。
たとえば、そのいい例が、政府・自民党です。
政策を作るのに、
「業界→官僚→自民党→政府」という具合に、
積上げ作業で、政策を作っています。
さらに、「官僚」のところで、省庁間の縄張り争いがあります。
これでは、よく言えば、優等生的な政策、
悪く言えば、「毒にも薬にもならぬ」政策となります。
いずれにせよ、政策を作る手順は、
「業界→官僚→自民党→政府」と、
「政府→自民党→官僚→業界」という循環(堂々巡り?)のなかで、
積上げ作業をしますので、
完成した政策は、「大山鳴動して鼠一匹」となります。
手間のかかる「積上げ作業」で、
政策を作っているから、こうなるのです。
「大山鳴動して鼠一匹」
前ぶれの騒ぎばかりが、大きくて、実際の結果の小さいことのたとえ。
「堂堂巡」
本来の意味は、「祈願のために、社寺の堂のまわりをめぐること」でしょうが、
「同じ議論などを、いつまでも、繰返して、はてしのないこと」という意味もあります。
(参照 広辞苑)